〇窓ガラス面に日光を受けると、温められ膨張します。しかしサッシの中に隠れているガラスの端部は膨張しません。そうすると引張応力(熱応力)が発生することでガラス割れが起こります。
「要因」
・フロートガラスは3~12mmより16mm~の厚みの方が割れやすい。
・窓ガラスの面積が大きくなるほど割れやすい。
・窓ガラス面に影ができる部分があると割れやすい。
・カーテン、ブラインドの間に熱がこもることでカーテンが無い状態より割れやすい。
・その他、窓の方角、地域、施工の種類などの違いも要因となります。
「熱割れ計算」:事前にある程度、施工ヵ所と窓フィルムの状況に沿って熱割れの起こる可能性を計算することができます。
※熱割れは窓フィルムメーカー、施工店が保証するものではございません。依頼者様の自己責任の範囲となりますことをご理解願います。
※熱割れは「網入りガラス」「Low Eガラス、サンバランス、ペアレックスツインガード等」は慎重にフィルム選びをお勧めします。
※熱割れ要因はガラスの種類(上記含む)、ガラスの大きさ、ガラスの方角(北面は熱割れリスクが低い)とフィルムの種類など。
※フィルムの種類はミラーフィルムや色の濃いフィルムはリスクが高くなります。
※網入りガラスの熱線吸収タイプ(3M nanoシリーズ等)のフィルムはリスクが高くなります。
※遮熱フィルム、遮光フィルム、断熱フィルム、目かくしフィルム等は熱割れ計算を事前に行います。
「外貼りにてご対応」:熱割れリスクが高い場合は、外貼り(室外用のフィルムで、室外からご施工)でリスク回避できます。
※風雨の影響で対応年数は5年程度
※雨天強風のコンディションはご施工できない場合がございます。
※室内貼りに比べてクオリティが僅かに下がります。
※1Fや2F以上のベランダ等の足場がある場合にご対応可。※足場を組む場合は可能。
※防犯フィルムは外貼りできません。
❖水残りは必ず施工後に発生します。
窓フィルムとガラス面の間に存在する水分は、時間と共に蒸発しようとします。
その際、水分が移動して集約されます。
また、施工後の直後、あるいは数日して、
窓が曇っって見えるのも水残り現象です。
水残りは時間が経つと消えていきます。
500円玉よりも大きい水残りは消えるのに時間がかかりますので注意が必要ですが、それ以下であれば時間をかけてぬけていきますので、触らずに見守る必要があります。
基本的に避けられない水残りですが、
「室内を乾燥させる」「室内温度を上げる」「扇風機などでフィルムの表面に風をあてる」などの方法で時間を短くすることはできます。
<窓フィルム施工後の養生期間> | 夏季 | 冬季 |
透明飛散防止フィルム | 約1週間 |
約1カ月 |
日射調整フィルム | 約1週間 | 約2カ月 |
防犯フィルム | 1カ月以上 | 3カ月以上 |